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What's new-4
生活の中の水をテーマにした素敵な作品が多く集まった
第59回「水の写真コンテスト」の審査会が10月3日に東京・市ヶ谷の日本水道会館で開かれた。応募総数4,180点の中から、山口県下関市の河野サエ子さんの作品『恵みの水』が栄えあるグランプリ(厚生労働大臣賞)に輝いた。蛇口から出る水を愛おしそうに飲む子供の姿が審査委員の心を打った。
写真家の丹地保堯氏(審査委員長)は「他の応募作品にはない際立ったメッセージ性を感じた。世界の水問題解決のために日本人には何ができるかを問いかける作品でもある」とグランプリ作品を評した。そして、「どの作品も選ぶのに迷うほど素敵な写真だった」と審査を締めくくった。
上位入賞作品は今月25~27日に高松市で開催される日本水道協会全国会議の会場で展示されるほか、今後、横浜市内でも作品展の開催を予定している。
<最終面記事>
講評
丹地保堯氏(審査委員長)
人と水のかかわりを訴えかける
グランプリを受賞した『恵みの水』には、他の応募作品にはない際立ったメッセージ性を感じた。幼子を背負い、愛おしそうに水を飲む子供の姿には、人類にとって「水」がいかにかけがえのないものであるかを、改めて感じさせる力がある。また、世界にはまだまだ水に苦しむ人が多くおり、その人たちのために、私たち日本人には何ができるのかを考えさせる、ドキュメント性を持った作品でもある。
全体的に今年の応募作品は生活の中にある水をテーマにした作品が多かったように思った。そして、どの作品も選ぶのに迷うほど素敵な写真だった。来年はどのような作品に出会えるだろうか。今から楽しみだ。
2017年06月25日
2年に一度、第4回ジタンクラブ写真画展を東京新宿京王プラザホテルロビーギャラリーで開催されました。
多くの来場者で成功りに終わりました、改めて御礼申し上げます。尚、この売り上げの一部は「日本自然保護協会」に寄贈されます。
2017年01月06日
携わって15年目の丹地保堯作品集「THE BEAUTY OF COLOR」が経済産業大臣賞を受賞しました。株式会社三菱電機・発行 デザインは浅葉克己さんです。
詳細はこちらhttps://www.jfpi.or.jp/files/user/img/68th%20カレンダー展%E3%80%80目録.pdf
講評
丹地保堯氏(審査委員長)
優れた作品が数多くあり、コンテストの質が上がった
グランプリ(厚生労働大臣賞)に選ばれた『蛇口の独り言』は、モノトーンとしたことが優れている。何気ない蛇口をアートとして捉えているだけでなく、水一滴の大切さも伝わる素晴らしい作品だ。洗練されたセンスの持ち主だと思う。このほか上位に選ばれたどの作品も、メッセージ性が優れている。 一方で、説明的な写真、何か型にはまった作品も多いと感じた。どうしても画一的に見え、インパクトに欠ける。水そのものや水道という物質や事象に限定されない、独自の視点や方法で「水」を表現した作品を期待したい。さらに、昨年も感じたことだが、水に関わる仕事の現場、そこで働く人の表情を写した作品が少ない、引き続き、水を私たちが使うために働く人々を写した作品の応募も期待したい。多くの方に、このコンテストにチャレンジしていただきたいと思う。
無事1年間の審査終了しました。ありがとうございました。
年齢を重ねるごとにカメラの重さがきになる今日この頃ですが、カメラを選ぶにも重量の要素も大きな選択肢の一つになりつつある。さらに目の衰えをカバーしてくれるAFも開かせなくなってしまった。テクノロジーの進化に驚かされるばかりだ。
滝の特集です。
第10回:日本の色がたり「緑」をテーマにサライ5月号に掲載されています。
今年の桜の開花予報は高知県からスタート、一ヶ月以上かけて日本列島を北上するんですね。カメラ女子、カメラ男子達は心躍らせ、お目当ての桜をカメラに収めようと計画をねっていることでしょう。さて今年もコンテストの審査をまかされ、昨年撮影された桜達の力作を目の前にし、自分も少し高揚した気分で向かい合っています。全国から応募された作品はどの写真も見事でいつもながら選者の気持ちを悩ませます。何よりも力量の平均点が向上しているのは明らかで桜に対する視点が多様で被写体に対する思入れは充分伝わってきました。ちなみに今回の応募総数は1151点でどの作品も甲乙つけがたく大いに悩みました。掲載されなかった皆さん、この結果に懲りず次回のたくさんの応募を楽しみにしています。
選考:丹地保堯